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「オルカンって、実際どれくらい増えるの?」
これから積立を始める人が一番知りたいのは、たぶん理論上の期待リターンではなく、実際に積み立てた人の口座がどうなったかだと思います。
私は2024年からこのブログで、毎週欠かさず自分の資産状況を公開してきました。128週分、一度も飛ばさずに。その記録の最新値がこれです。
| 銘柄 | 拠出額 | 評価額 | 損益率 |
|---|---|---|---|
| オール・カントリー | 1,150,000円 | 1,506,012円 | +31.0% |
| SNDU | 2,298,511円 | 1,403,705円 | -38.9% |
同じ人が、同じ期間、同じ口座で積み立てた2つの商品です。片方は3割増え、片方は4割近く減っています。
この記事では、両方の数字を包み隠さず出した上で、なぜこうなったのかを書きます。増えた話だけを読みたい人には物足りないかもしれませんが、片方だけ見せるのはフェアじゃないと思うので。
全体の数字(2026年8月時点)
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 元本総額 | 4,780,000円 |
| 評価損益 | +1,470,629円 |
| 総資産 | 6,250,629円 |
| 損益率 | +30.8% |
内訳はこうです。
| 銘柄 | 拠出額 | 評価額 | 損益 | 損益率 |
|---|---|---|---|---|
| 持株 | 1,295,000円 | 3,057,907円 | +1,762,907円 | +136.1% |
| オール・カントリー | 1,150,000円 | 1,506,012円 | +356,012円 | +31.0% |
| SNDU | 2,298,511円 | 1,403,705円 | -894,806円 | -38.9% |
| 現金 | — | 283,005円 | — | — |
確定益として、S&P500・FANG+・ひふみプラス・WCM(予想分配金提示型)・金・銀・プラチナを売却した際の損益と、分配金196,052円が含まれています。
全体では+30.8%のプラスです。ただしそれは、持株の+136%が全体を持ち上げているからです。 SNDUの-894,806円は、実額としてはかなり痛い。
オルカンの実績:+31.0%
積立の設定
- 商品:eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
- 積立額:毎月100,000円
- 買付:SBI証券で自動積立
- 拠出額累計:1,150,000円 → 評価額 1,506,012円
過去にはS&P500やFANG+など複数のファンドを持っていました。しかし、持株や株でリスクをとることを考え、積み立ての投資信託はオルカン一本にしました。
やったことは、設定して放置しただけ
正直に書くと、この+356,012円のために私がやったことは何もありません。
最初に「毎月10万円、オルカンを買う」という設定をSBI証券でしただけです。あとは毎月自動で買い付けられます。相場が下がった週も、上がった週も、私は何も操作していません。
私が毎週やっているのは、増えたか減ったかを記録することだけです。
+31%という数字をどう見るか
年率に直せば、決して異常な数字ではありません。全世界株式が好調だった時期に積み立てた結果としては、まあそうなるよね、という水準です。
大事なのは、この+31%が「特別なことを何もしなかった結果」だということだと思っています。銘柄を選んだわけでも、タイミングを計ったわけでもありません。
そして、この期間中に何度も含み損の週がありました。実際、私の週報を遡ってもらえれば、前週比マイナス80万円という週も普通にあります。
そういう週を128回くぐり抜けた先に、この数字があります。増えた理由の本体は、商品の優秀さより「途中でやめなかったこと」のほうだと思っています。
SNDUの実績:-38.9%
さて、ここからが本題かもしれません。
何を買ったのか
投資信託の積立を行っているとどうしても収益が単調になってしまいます。個人的に資産を大台に乗せたく、そのためにはどこかで収益を大きく伸ばすものが必要だと思い、SNDUを買いました。私自身AIを使っており、今後も伸びる分野だと考え、思い切って買いました。
数字
- 拠出額:2,298,511円
- 評価額:1,403,705円
- 損益:-894,806円(-38.9%)
私のポートフォリオの中で、最も多くお金を入れているのがこのSNDUです。オルカンの2倍近い金額を投じています。そして、一番減っています。
なぜこうなったか、正直な振り返り
振り返って思うのは、次の3つです。
1. 期待リターンが高い商品に、資金を寄せすぎた
オルカン1,150,000円に対して、SNDUには2,298,511円。私は無意識のうちに「増えそうなほう」に多く配分していました。これは分散ではなく、集中です。
2. 値動きが大きい商品を、値動きが大きいという理由で選んでいた
上がるときに大きく上がる商品は、下がるときにも大きく下がります。当たり前のことですが、買っているときは前半しか見えていませんでした。
3. 「いつ利確するか」を決めずに買った
オルカンは「30年持つ」という前提があるので、途中の下落は無視できます。でも値動きの大きい商品は、そもそも長期保有に向いているとは限りません。にもかかわらず私は、出口を決めないまま積み立てを続けてしまいました。
今どうしているか
売っていません。
損切りすべきだという意見もあると思いますし、正しいのかもしれません。ただ私はまだ上昇の余地はあると思っているので、まだ売らないです。
この判断が正解だったかどうかも、今後の週報で記録し続けます。
2つの結果から学んだこと
同じ期間・同じ人が積み立てて、+31%と-39%に分かれました。違いは3つあったと思っています。
違い1:「何もしなくていい」商品かどうか
オルカンは、放置が最適解になるように設計された商品です。世界中の株式に分散されていて、特定の国や業種が沈んでも他が支える。だから、私が何もしなくても機能しました。
一方でSNDUは、放置していい商品だったのか、今も自信がありません。「ほったらかしにできる商品」と「ほったらかしにしてはいけない商品」を、私は同じ口座で同じように扱ってしまいました。
違い2:金額配分が逆だった
期待リターンが高い(=リスクが高い)ほうに多く、安定しているほうに少なく配分していました。本来は逆であるべきだったというのが、今の私の結論です。
具体的には、コアとなる商品に厚く、サテライトは「なくなっても計画が崩れない額」に留めるべきでした。
違い3:記録していたかどうか
これは商品の差ではなく、私の行動の差です。
私は毎週ブログに数字を出しています。人に見せる前提で数字を書くと、ごまかせません。 SNDUの-894,806円も、毎週表に載せ続けてきました。
もし記録していなかったら、たぶん私は「まあそのうち戻るでしょ」と思って、この記事を書くほど真剣に反省していなかったと思います。記録は、資産を増やす手段ではないけれど、判断を狂わせないためのブレーキにはなります。
これから積立を始める人へ
投資のアドバイスをする資格は私にはないので、実績を出した人間として言えることだけ書きます。
- オルカンのようなインデックス商品は、実際に放置で+31%になりました。 特別なことは何もしていません
- 同じ人が、同じ期間で-38.9%も出しています。 商品を選び間違えれば、こうなります
- 一番効いたのは商品選びより「128週やめなかったこと」でした
- 積立の設定は、証券口座を開いた最初の30分で終わります。むしろそこから先の2年半のほうが長い
私はSBI証券で投資信託を積み立てています。理由は単純で、クレカ積立とポイント還元の条件が自分に合っていたからです。証券会社の比較は各社の公式サイトで最新の条件を確認するのが確実です(キャンペーンや還元率は頻繁に変わります)。
まとめ
| オルカン | SNDU | |
|---|---|---|
| 拠出額 | 1,150,000円 | 2,298,511円 |
| 評価額 | 1,506,012円 | 1,403,705円 |
| 損益率 | +31.0% | -38.9% |
| やったこと | 設定して放置 | 設定して放置 |
同じ「設定して放置」でも、結果は真逆になりました。放置戦略が効くかどうかは、放置していい商品を選んだかどうかで決まります。
来週も、再来週も、私は数字を出し続けます。129週目、130週目と積み上がったとき、この2つの数字がどう動くのか。それを見届けるのが、このブログを続けている理由です。
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免責事項 本記事は筆者個人の投資記録と考えを共有するものであり、特定の金融商品の購入・売却を推奨するものではありません。記載の損益はすべて筆者個人の実績であり、将来の運用成果を保証するものではありません。投資判断はご自身の責任で行ってください。
